前のページで、
「最も基本となる “ 前後へ動く ” ベーシックステップは LAon1スタイルでは次のようになります。」と書きましたがその前に、実際にソーシャルで踊っている映像を見ておいた方が良いでしょうね。
というわけで、まずはそちらからご覧ください。
(具体的なステップ解説は次の次、Ⅷ.からです。)
David & Vanda - social dancing @ BOS 2011
リーダーもフォロワーもすばらしいですね。
ついつい見とれてしまいます。
後ろにも有名ダンサーが見え隠れしており、何かショーが終わった後のくだけたソーシャルなのではないかと思います。
音楽への乗り方が良いというか、まず音楽ありきの動き、そんな印象。
アマチュアダンサーとしてはとても参考になる映像です。
こんな風にゆったり踊るのは実は難しいんだよね。
この映像、カメラワーク(撮影)が非常に上手くて華やかさがプラスされている印象ですが、
それを差し引いても、文句無しに上手い、見ていて気持ちのよい
LAon1スタイルのダンスだと思います!
そしてもちろん、完全即興で踊っています。 以下の映像もすべてそうです。
vinod and karen social-salsa to
"bamboleo"
私がサルサを始めた頃によく見ていた映像です。
二人ともアマチュアですが、(男性はセミプロ級以上、女性もかなりの踊り手なのは確かですが)
ソーシャルのサルサの予測不可能な面白さが良く出ています。
リードはかなーりダイナミックかつアグレッシブですが、
日本の混んで狭い(ことが多い)スペースでは使えない技もかなり混じってますね(笑)
でも、音にきちんと乗った非常に上手いリードです。(On1スタイル)
ステップでリズムを正確に捉えている点が大変参考になるのと同時に、
リーダーはスウィングとか他のダンスもやり込んでいるような印象を受けます。
フォロワーを楽しませようというマインドが何より◎ですね。
Melissa salsa dancing
最初はこれくらいのペースの曲で、練習することが多いかと。
ステップをきちんと音楽に合わせることが大事、そこがよくわかる映像です。
Salsa Nova Street Festival
2015
オーストラリア、シドニーからの映像。
キューバンスタイルを基本として踊っている人がかなり多い印象。
0:39の女性などが典型的なOn1スタイルかな。
楽しそうですねー。
サルサ踊れると、海外でメチャクチャ有利なことがわかる映像です。(笑)
次です。
(音声レベルが大きいので注意! 最初に必ずボリュームを絞ってください。)
Tigin & Güneş | Social Salsa | Asia to Cuba Latin Night |
360 East
洗練されてますね~ そして実に上手いリードです。
映像でも見とれてしまうので、目の前で見たらものすごいインパクトではないかとも思えます。
女性の反応力も凄いですね。あまりに自然でその凄さがわからないかもしれませんが。
そして復元力も。
(もちろん、二人とも即興で踊っています。)
サルサ初心者の方に是非見て欲しい点は、彼女の足、特にヒザです。
ヒザの曲げをキープしつつ反応してますよね。
サルサでは(とりわけソーシャルのサルサでは)女性が突っ立ったような状態になることは
ありません。 (シャインと呼ばれる、離れてソロで踊るパートが入った場合は
その限りではありませんが。)
この“ 膝の曲げの維持 ”、回転軸を強固なものにするため・・という理由も大きいですが、
曲げていれば、全方位どこに動かされてもヒザを傷めない、怪我をしないというのが
まあ、一番の理由でしょう。
ショーとかでは膝裏が伸びる(ニーバックする)表現も入れてる可能性がありますが、
ソーシャルでは全編・曲げて瞬時に反応出来るモードですね。
もちろん姿勢もパーフェクトな感じですが。
ここではOn2タイミング、すなわちNYon2スタイルで踊っていますが、
On1タイミングであるLAon1スタイルでも、全く同様の動きが可能です。
続いて次のページでもう少し、踊っている映像を見てみましょう。